2023年4月に地植えした2年生接木苗の フィンガーライム を、対策なしで越冬できるのか実験してみました。
フィンガーライムの植え付けに関してはこちらの記事をご覧ください。
フィンガーライムは耐寒性-2℃まで耐えられると聞いています。ただ、栽培は鉢植えするのが普通で、冬は室内に取り込むか、地植えの場合は不織布などを樹木全体を包むようにして越冬対策をします。
越冬する条件等
栽培地域は千葉県北西部で、冬は最低0℃くらいまで気温が下がります。
平野部なので、北風がなかなか辛い環境です。
畑を簡単な図で表しました。赤くマークしている長方形の区画がフィンガーライムを植えた領域で、実験する株はその右にある防風林の近くに植えています。
今年の冬は極端な水不足もなかったと思います。ただ1日だけ雪が降った日がありました。
5月~9月までの成長記録
2023年5月(植え付けから1か月後)
2023年7月(植え付けから3か月後)
2023年9月(植え付けから5か月後)
越冬後の翌年3月(実験結果)
植え付けから11か月後。冬になり、年を越し、3月になりました。
結果、葉はすべて落ち、枝もカラカラに近い感じになりました。
台木の部分はまだ辛うじて緑色なのですが、枝は茶色です。
気温が上がって、新たに芽吹いてくる可能性はあるのでしょうか。根を掘り返してみたいけれど、グッと堪えて行く末を見守ることにします。芽吹いてきたら、来年は不織布を巻いて、越冬できるか実験してみましょう。
千葉県で地植えは厳しいかも
結果、気温0℃に近づくと葉が全部落ちて枯死に近い状態になる、でした。巷で行われている越冬対策は、本当に重要だと思います。
そもそも商業的にフィンガーライムを生産するならば、鉢植えにしてビニールハウスで加温して育てる方がいいと思います。
しかし筆者は東京の飲食店で働いており、月に1回程度しかこの畑に来れません。なので、ほったらかしにできるならば、なるべくほったらかしにしたいという魂胆でいました。
来年以降、フィンガーライムを継続して育てるかはまだ分かりませんが、いろんな道を模索したいと思います。
もしかすると、ジュニパーベリー専業農家になるかもしれません。
今回はここまで。読んでいただきありがとうございました。
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