渋谷・神泉エリアで100年以上続く老舗酒屋「 平野屋酒店 」に行ってきましたので、その様子をご紹介します。
この記事は以下のような方に向けて書かれています
平野屋酒店 はどんなところ?
まずは外観から。
ザ・酒屋さん。
創業は1907年なので、超老舗です。
一方で、同じ店内でビアスタンドとしての営業は2013年からです。
地主さんです。
神泉エリアでは通り沿いにあり、近くにオフィスビルが多いので平日は賑わうそう。
この立て看板、創業100年超の酒屋さんとは思えないポップさ。かっこいい。
こちらが平野屋酒店第5代目店主の平野明良さんです。
気さくで面白く、ガンダムとBABY METAL(バンド)、鬼滅の刃が好きな酒屋のお兄さんという感じです。
もともとサラリーマンとして働いていたそうですが、2013年にご実家である平野屋酒店を継いだそう。
こちらが店内。ウッディーな感じ。
タップもあります。
酒屋なので、クラフトビール以外のお酒ももちろんあります。こちらは焼酎。
ワイン。
こちらの酒販免許証は、どんなお酒も売ることができる最強免許証。
現在は、お酒の種類別ないし販売方法別に異なる免許が必要ですが、当時はそんな区分はなかったそうです。
続いてガンダム。
こちらもガンダム。
…ガンダム!?笑
平野さんのガンダム愛が溢れすぎて、店頭にはガンダムがたくさんあります。(売り物ではありません)
よく見るとビアスタンドとしての平野屋酒店10周年ポスターがガンダム風。
イラストはTOAさん(@toa_illustlator)が担当されたそうで、TOAさんとはお付き合いがあるそうです。
ガンダムと猗窩座(鬼滅の刃のキャラクター)。
他には、煉獄さんと炭治郎、善逸、ねずこ。
その他鬼滅の刃のキャラクターが勢揃い。
フードも充実しており、筆者はチキンオーバーライス(ライス200g)を食べました。めちゃ美味かったです。
本題をビールに移します。
ショーケースには常時150~200種類ほどクラフトビールが取り揃えられています。
ショーケースの右側半分(店内奥側)は、ベルギービールたちが鎮座。
平野さんは一時期ブラッセルズ(都内に展開する老舗ベルギービールバーであり、ベルギービールのインポーター)で働いていたことがあるそうで、その繋がりを窺わせるラインナップです。
結構種類多いと思います。
やや左にずれて、ショーケースの中央付近。
国産の地ビールが並びます。
全体的にオールドファンションな選定ですが、一部トレンドをしっかり摘み取った陳列が見受けられます。
ショーケース左側(店内入口側)は、北米のビールが並びます。
特にBackcountry Brewingは全液種揃う勢い。
Backcountry Brewing (@backcountrybrewing)とは、カナダの西側、バンクーバーの北に位置するスクアミッシュを拠点とするブルワリー。2017年設立されました。
ちょっとここで小話。
平野酒店店主の平野さんとBackcontry Brewingの馴れ初めは、2018年頃に遡ります。
バンクーバーから北に120km、世界的に有名なスキーリゾートであるウィスラーにプライベートでスキーをしに行ったときのこと。
(平野さんは、先代であるお父様の影響で5歳からスキーを始め、小中高とスキーに熱中。駒澤大学入学後は、アルペンやモーグル選手として本格的に活動したそう。現在でもスキーを楽しんでおられます。)
ウィスラーの街で入ったビールバーで、偶然Backcountryのビールを飲んだそうです。
そのビールの美味しさと、Backcountryというネーミングが気に入った平野さんは、このブルワリーのビールを日本に輸入できないかと考えました。
そこで、以前から親交があったBC Beer Trading (@bcbeertrading) 共同代表の草場さんに相談し、平野屋酒店として日本での独占販売契約獲得に向けて動くことになります。
時は流れ、コロナ直前の2020年2月、
バンクーバーのブルワリーParallle49に身を置きながら、BC Beer Tradingの共同代表でもある塚田さんの車に乗り、平野さん、草場さん、小島さん(静岡・クラフトビアステーションのオーナーで、West Coast Brewingのブルワーでもある)の4人で、Backcountry Brewingに訪れました。
そしてついに、日本での独占販売契約を結びます。
Backcountry Brewingとしては、北米以外の地に輸出するのは初めてだったそうです。
ロジスティックスの面ではBC Beer Tradingの力を借りつつ、平野屋酒店は日本にBackcountryのビールを広めるきっかけとなりました。
現在では販売権をBC Beer Tradingに委譲し、平野屋酒店はBackcountry Brewingのビールがいつでも買える特約店的な立場をとっています。
平野屋酒店では、Backcountry Brewingのグッズがたくさんあります。
中には、現地で買い付けに行ったものもあるそうです。
平野屋酒店は知っていたけれど、Backcountry Brewingや、平野屋酒店との繋がりを知らなかった方も多いのではないでしょうか。
お酒を販売することは、実体としての商品を売るだけではなく、そのブランドの精神性やストーリーを広めることも含まれます。
平野屋酒店に行かれた際は、ぜひ店主である平野さんご自身のお話と、平野さんが紡ぐブルワリーとのストーリーに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、Backcountry Brewing御一行は2024年3月に来日しています。その様子は彼らの公式インスタグラムに掲載されています。
おすすめポイント
個人的におすすめなポイントをまとめます。
基本情報まとめ
<公式サイト・SNS>
公式サイト http://www.hiranoya1907.com/
Instagram https://www.instagram.com/hiranoya1907/
X(Twitter) https://twitter.com/hiranoya1907
Facebook https://www.facebook.com/hiranoya1907/
<営業時間>
11:00 – 16:00(喫茶店営業)
14:00 – 23:00(酒屋営業)
17:30 – 23:00(角打ち営業)
定休日 第3土曜、日、祝日
<お支払い方法>
クレジット、ApplePay、PayPay、RakutenPay、ハチペイ、auPay、AliPay、LINEPay、交通系IC
<住所・アクセス>
〒150-0045 東京都渋谷区神泉町11−10
03-3461-1368
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