クラフトビール の用語でややこしいものが多かったりしますよね。
今回は、そんな用語たちを筆頭に、クラフトビールバーで店員がよく口にする言葉をまとめます。
この記事ではアフィリエイトリンクを使用しています。
二日酔いに効くのは酒豪伝説!全人類におすすめしたい
あなたはどれくらい知ってる?クラフトビール用語集
タップ
ビールが出る蛇口みたいなものや、ビールホースなどを含めたシステム全体を指す。
フォーセッツ
ビールが出る蛇口部分。
グラウラー
ビールを持ち帰るためのビンやステンレスの容器。
クラウラー
ビールを持ち帰るための缶の容器。
キャッシュオン、COD
キャッシュオンデリバリーのこと。カウンターで注文と受け取り、先に支払いまで済ませる会計形態のこと。クラフトビール業界以外でも使う。
タブ、TAB
つけ。キャッシュオンのお店で、つけ払いにして退店時にまとめて払う時に使う。「タブ開きますか?」と聞かれたら、バーテンダーから太客と思われている可能性がある。
お店側から見るとタブを開く行為は無銭飲食や払い忘れリスクがあるので、常連さんに使うことが多い。一見さんでタブを開くときはクレジットカードを預かることが多い。
撃ち抜き
タップで繋がっているビールがなくなったことを意味する。
繋ぐ、繋がっている
樽ビールが提供開始になることを「繋がる」といい、メニューにラインナップされていることを「繋がっている」という。樽からタップまで、ビールホースが何本も繋がっていることが由来かと。クラフトビール業界でしか使わない。
「お客さん!今日は4番に良いやつ繋がってますよ!」
タップリスト
ビールのメニューのこと。「タップ」はビールが注がれる部分を指す。タップが少ないお店は3タップ、多いお店は20タップ以上。前者は樽が入れ替わるスピードが速いのでビールの鮮度を保ちやすく、後者はたくさんのビールから選べるというメリットがある。
オリ
樽ビールは構造上、最後の方の液体が濁る場合がある。濁っている場合は、えぐ味が強かったり、酵母由来の酸っぱい風味が現れる場合がある。優秀な店員さんなら、それを提供するかしないか判断するために自分で少し試飲するはず(大抵廃棄され、別のビールを選ぶよう案内される)。フルーツ系ビールであれば、旨味や果実味が凝縮され、提供される場合も稀にある。
よくない店「樽の最後の方でもビールはビール!正規料金頂きます!」
By the Glass
大瓶やプレミアムビールを、50mlや100mlで提供する方法。1本まるまる買うよりは売価は安くなるが、mlあたりの価格はたかくなる。
タップテイクオーバー、TTO
一つのブルワリーのビールだけ繋げるイベントのことを指す。大抵ブルワーが来店し、ファンとの交流を深めるいい機会になる。ただ、TTO前日までに繋がっている樽を全て売り切らなければいけない場合(お店のポリシーにもよる)もあるので、お店側の負荷は大きい。
ケグ
樽のこと。keg。ステンレス樽のことをステンレスケグといったり、ビールを樽に充填することをケギングといったりする。樽にkegged 01/12/2019と書いてあったら、2019年1月12日にビールが充填されたことを示す。
アロマ、フレーバー
アロマは香り、フレーバーは舌で感じる味。基本分けて考えるので、メニューにオレンジのアロマと書いてあっても、飲むと味としてはオレンジを感じないことはよくある。
オフってる
劣化や汚染などによって現れる好ましくない風味を「オフフレーバー」といい、お客さんに聞かれたくない場合は、従業員同士で「いってる」「オフってる」などとぼかしていう。
ファーストバッチ
新規オープンしたブルワリーが初めに発売するビール。その中でも、一番初めに醸造されたロットを指す。このファーストバッチの良し悪しで、当面の評判が決まる。
ファーキンケグ
詳しく書いた記事があるので、こちらをご覧ください。
バレルエイジ
詳しく書いた記事があるので、こちらをご覧ください。
もっと詳しくクラフトビールを学びたいなら
「うまいビールが飲みたい!最高の一杯を見つけるためのメソッド」がおすすめです。
この本の後半はフードペアリングについても書かれています!好きな料理と好きなビールを合わせて、クラフトビールをもっと楽しみましょう!
コメント